ワイヤレス技術sWave.NET®

シュトイテは、sWave.NET®を使用して、産業用データの世界でスイッチとセンサを統合するための次の開発ステップを提示します。大変入手しやすく、電力消費が極めて低いこのワイヤレス技術は、特にコスト効率と到達範囲、送信の信頼性とバッテリー寿命に関して、ワイヤレスデータ送信の分野で新しい基準となるでしょう。

数百個のスイッチとセンサを同時に、かつ、きわめて小さなスペースでsWave.NET®ワイヤレス技術に統合することができます。統合されたコンポーネントからのデータはすべて、アクセスポイントを介してそれぞれのITシステムへ確実に伝達されます。sWave.NET®のゲートウェイ(センサブリッジを内蔵)はセンサネットワーク全体の中央通信インターフェースです。メディアコンバータとして、現場のワイヤレスセンサやアクチュエータをTCP/IPネットワークに繋げます。サービスマネージャーとして機能するセンサブリッジは、さまざまなユーザー独自のアプリケーションとワイヤレスネットワークを、そしてワイヤレスセンサからのデータを(いくつかの標準プロトコルを利用して)繋ぎます。また、ワイヤレスセンサネットワーク全体を管理します。

ハイライト

  • 数百個のスイッチとセンサをひとつのワイヤレスネットワーク内に
  • ライセンスフリーのワイヤレス技術
  • 広範囲でも高い信頼性:屋内60mまで、屋外700m(日本向けSW922は、屋内25mまで、屋外230m)
  • 別のIPアドレス空間なしでも既存のLANに簡単に統合
  • ダイナミックな自己組織化により、設定作業も簡単に

ワイヤレスネットワークを自己管理

自社のキャンパスネットワークを設定して、第三者のプロバイダの管理によるコストとデータプライバシー問題を避けましょう。

 

きわめて低い電力消費

LPWANソリューションの中で最長のバッテリー寿命で高いエネルギー効率を実現。 sWave.NET®コンポーネントのエネルギー必要量は、 LoRa®など、他のLPWANソリューションの1/4です。

ワイヤレス暗号化

sWave.NET®ワイヤレスシステムはその安全な設計により、テレグラムの受動的な記録とシステム全体の能動的なハッキングを防ぎます。

反射攻撃(無線通信の記録と伝達)に対する防御としてテレグラム・カウンターが使用され、通信の開始時に動的に有効となります。スニッフィング (アドレスやスイッチング情報などの構造の検出) や積極的なハッキングから保護するために、ワイヤレステレグラムは AES-128 を使用してさらに暗号化されます。

sWave.NET®の世界的認証

sWave.NET®はサブGHz範囲の世界的なライセンスフリーのワイヤレス周波を使用しておりおります。各国で独自の電波規則があるため、その国ごとのワイヤレス認証は必要となります。

認定済みのデバイスであるため、エンドユーザーは信頼性の高さとそれぞれの国の仕様に適応していることに安心できます。製品ページから関連する認証書をご覧いただき、ダウンロードして頂けます。

以下の地図で、sWave.NET®ワイヤレス技術の世界各国での現在の認証状況をご覧になれます。

  • SW868: ヨーロッパ と中国
  • SW915: アメリカ合衆国, カナダ, メキシコとオーストラリア
  • SW917: ブラジル
  • SW922: 日本

アプリケーション:デジタル生産管理と材料補充

社内物流の分野においても、インダストリー4.0やIoTの原理に沿った一般的なアプリケーションが見受けられます。eかんばんシステムや、無人搬送車(AGV)、アンドンシステムなどです。

途切れることのない情報の流れとデジタル製造管理が、高品質な製品を小さなロットで自動生産するための必須条件です。

sWave.NET®ネットワークは自動車、航空機関連や電子機器の産業で利用されています。リアルタイムでの在庫レベル通知や倉庫や現場との即時の通信を行うことで、効率的で安全な補充管理を行うことができます。さらに、ワイヤレスセンサネットワークは、オペレータやシステムインテグレータ自身が管理できます。

センサ

sWave.NET®ネットワークには、機械的ワイヤレススイッチ(ポジションスイッチ、フットスイッチ、ロープスイッチ等)に加え、ワイヤレスセンサ(マグネティックセンサ)やワイヤレスコマンド装置も統合することができます。

ネットワークの「バックボーン」:アクセスポイント

アクセスポイントは送信エリアに分散して設置され、ワイヤレススイッチやセンサと通信します。スイッチやセンサが信号を送るとき、あらかじめ決められた順番でアクセスポイントが対処します。最初のアクセスポイントへの送信が失敗した場合、2番目のアクセスポイントに送信されます。これにより非常に高いレベルの伝送セキュリティが保証されます。

センサブリッジ

センサブリッジはアクセスポイントが受信した信号を束ね、複数の標準プロトコルを介して情報を伝達します。sWave.NET®の全体的なインフラを設定し、管理するにはグラフィカルユーザーインターフェースがあります。

複数のAPIによる接続性

シュトイテはセンサブリッジのXMLまたはJSONインターフェースを介して、すべてのスイッチとセンサのデータをリアルタイムで伝えます。ここで顧客は、収集された生データをAPIで処理し、独自のビジネスロジックを適用します。収集されたスイッチとセンサのデータは、シュトイテのセンサブリッジを介して確実に提供されます。

お客様のインフラへの接続

次のレベルは、スイッチとセンサのデータをsWave.NET®のERPコネクタからお客様のERP、PPSまたはWMSへ同期的にまたは非同期的に、そしてリアルタイムで統合させることです。シュトイテは、SAPだけでなくほかのシステムでもサポートを行います。また、サプライヤのシステムにも接続させることができます。